胆石発作でのウルソの適応メモ
症候性胆石発作では外科治療の適応ではあるが、手術希望がないときなどウルソを考慮。胆石の状況によって奏効率は大きく異なる。特に次のような条件を満たした時に奏功しやすい。
【ウルソの適応】
・症状が軽度のみ
・<5mmの結石(エコー評価)
・レントゲン透過性のコレステロール結石(CT値で言えば<100HU)
・胆石の蠕動運動が保たれている
上記を満たす時はUDCA(ウルソ)投与。ウルソ投与で再発リスクを軽減可能(5年で30−50%程度リスク軽減)。ガイドラインによると6ヶ月投与すると、直径15mm未満の胆石における完全溶解率は24〜38%とのこと。処方量は600mg/dayが基本。
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