吸気時に頻脈になり、呼気時に徐脈になる理由

「脈が吸気時に早く、呼気時に遅くなる」

いわゆる呼吸性不整脈の機序

吸気時に胸腔内圧が陰圧になる→静脈還流量が増加する→迷走神経の抑制、肺表面の伸展効果→交感神経の刺激が起こり脈拍がはやくなる。
そして呼気時には相対的に送り出す血液が少なくなるので脈拍はゆっくりになる(正常化する)。
原因は髄膜炎や脳腫瘍などが多いが、小児では生理的にみられることが多いが、吸気時の脈拍が呼気時の脈拍数の2倍以上になった場合を病的と考える。

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