神経内科– category –
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人形の目現象(眼球頭反射)とは何か+動画
眼球頭反射とは何か(人形の眼試験=人形の目現象) 人形の目試験とは頭位の回旋によって眼位の変化(頭位変換眼球反射)を観察する試験法。頭を支えた状態で急速に右、もしくは左に回旋させた時に眼球が頭に対して反対方向を向く現象である。頭を回転さ... -
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アキレス腱反射の見方とその意義(+動画)
アキレス腱反射亢進と減弱の原因 アキレス腱反射とは…アキレス腱を軽く叩打することにより足が底屈するという腱反射のひとつ。アキレス腱反射は、脊髄から分枝したS1およびS2神経により起こる。 アキレス腱反射減弱・消失の原因: アキレス腱反射を叩... -
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バビンスキー反射の方法とその機序(+動画)
バビンスキー反射とは 錐体路障害(つまり上位運動ニューロン障害)を調べるための検査方法。足の裏をかかとからつま先の方向にこすることで誘発される。刺激するのは足の裏の外縁でゆっくりと踵から小指の方に向かってこすり、先端で母趾の方にカーブさ... -
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前頭葉徴候ゲーゲンハルテンとは何か
ゲーゲンハルテンとは(=パラトニア) ゲーゲンハルテンとは患者に触れると、被験者の注意が集中してそこの筋肉の緊張が亢進してしまう現象の事を言う。あたかも被験者に逆らうように筋肉が硬くなり、一見固縮と似ている。 固縮との鑑別点としては、抵... -
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抗血小板療法と抗凝固療法の違い(脳梗塞治療)
抗血小板薬と抗凝固薬の違い ■抗血小板薬 抗血小板とは血小板の凝集を抑える薬剤であり、主に動脈で作用を発揮する(動脈では血流が早く、乱流が起こりやすい。乱流は血小板の凝集を引き起こし、血栓を形成する。)血小板は内皮細胞が障害されて内皮下... -
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FLAIRをいつ撮るか
FLAIRとt2の違いその意義 ◯FLAIRとは FLAIRとはfluid attenuated inversion recoveryの略で”液体の信号を減弱させたIR法の画像”という意味。基本的にはT2強調画像と同じであるが、脳脊髄液の信号を減弱させている。端的に言えば、T2強調画像は水を高信... -
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嗅神経障害の原因と診察
嗅神経(第一脳神経)の働きについてまとめ 嗅神経とは脳神経12対のうちの1番目の脳神経である。嗅神経は名前の通り、嗅覚を感知するための知覚神経。 【嗅神経の経路】 鼻腔の奥深くに嗅上皮と呼ばれる部分があり、ここに嗅細胞が多数存在している... -
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定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い
定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い 定型抗精神病薬(=第一世代抗精神病薬) 定型抗精神病薬とは強力なドーパミンD2受容体の遮断薬であり、中脳辺縁系ドーパミン神経系の機能亢進と関係する陽性症状に効果がある。しかし、中脳辺縁系だけでなく、... -
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筋トーヌスの亢進について 痙縮と筋強剛の違い
筋トーヌスの亢進とは何か 筋トーヌスとは日本語でいうならば筋の緊張である。 筋緊張亢進には痙縮と筋強剛の2つに分けることができる。 痙縮は錐体路の障害によって出現する。急激な他動運動によって大きな抵抗を示すが、運動のは十眼の時に抵抗が大き... -
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romberg試験の方法とその意義
ロンベルグ試験の方法とその意義 ロンベルグ試験は平衡機能(深部感覚)の検査である。深部感覚神経は脊髄の後索を通っているので、その部分が障害をうけると身体の異常として発生する。Romberg試験は両足をそろえてたってもらい、バランスをとれるかど...