神経内科– category –
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髄膜炎疑いでは皮疹にも注目
髄膜炎といえば項部硬直、発熱、意識障害が3徴として重要であるがこれらに加えて皮疹も1つの判断材料になる。 Clinical features and prognostic factors in adults with bacterial meningitis. - PubMed - NCBIによれば細菌性髄膜炎患者の26%に皮疹... -
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クモ膜下出血の心電図変化が起こる理由
クモ膜下出血の心電図変化 クモ膜下出血の患者の多くで心電図異常を認めることが知られている。 A study of ECG abnormalities and myocardial specific enzymes in patients with subarachnoid haemorrhage. によれば次のように報告されている。 【ク... -
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頭痛のレッドフラッグサイン
頭痛のレッドフラッグサイン 以下のような頭痛であれば重篤な疾患(二次性頭痛)の可能性を示唆。 ・突然発症の頭痛(痛みで起床など) →クモ膜下出血、椎骨脳底動脈解離、脳卒中 ・今まで経験したことのない人生最悪の頭痛 →「人生最悪」の20%がクモ... -
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てんかんと失神の鑑別
てんかんと失神を鑑別するためのスコアを紹介。 Historical criteria that distinguish syncope from seizures. - PubMed - NCBI 【スコア】 舌咬傷:2点 発作前の既視感や未視感:1点 感情的ストレスが誘因:1点 発作前に頭を側方に向ける:1点 意... -
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動脈血栓症と静脈血栓症の違い
動脈血栓症と静脈血栓症の違い ◯動脈血栓症 (心筋梗塞発症のイメージ図) http://heart-clinic.jp/index.php?%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 動脈血栓症は上のイラストのように動脈壁に形成されていたプラークが破綻することに寄って血小板の... -
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橈骨神経麻痺への対応
橈骨神経麻痺(土曜の夜麻痺)への対応 【撓骨神経麻痺とは】 深く飲酒をしたり睡眠薬を飲んで片腕を下にして眠りにつくと橈骨神経が長時間圧迫されて撓骨神経麻痺となる。本来であれば寝返りにより圧迫が解除されるが深い眠りの場合それが出来ずに神経... -
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血圧と頭蓋内病変の尤度比@意識障害
脳梗塞の診断にはあくまで症状や神経学的所見の有無が最重要であることには代わりはないが、収縮期血圧の値も実は参考になると言われている。とある報告によれば収縮期血圧が高ければ高いほど脳梗塞である確率が増し、収縮期血圧が低ければ低いほど脳梗塞... -
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筋緊張性頭痛の診断基準
筋緊張性頭痛は身体的ストレス(長時間のパソコン操作、不自然な姿勢を長時間続ける、体を冷やすなど)と精神的ストレスにより筋肉が過剰に緊張してしまうことにより発症する。持続時間は30分〜7日間と幅がある。 【診断基準】*1 1,他の頭痛疾患を... -
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くも膜下出血のCT画像と解剖
クモ膜下出血( subarachnoid hemorrhage)のCT読影 くも膜下出血とはくも膜下腔にある脳表面の動脈が破裂することによって起こる。原因としては脳動脈瘤が最も多く、その他にも脳動静脈奇形やもやもや病、あるいは外傷によっても引き起こされる。クモ膜... -
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NOACとワルファリンの違いと作用機序
noacの作用機序とワーファリンとの違い 非弁膜症性心房細動(NVAF)の患者では左房内で凝固系が亢進してフィブリン血栓が形成され、それが飛んで脳梗塞を生じることがある。それを予防するために抗凝固薬であるワルファリンが用いられ、これまでの臨床研...