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完全麻痺と不全麻痺の違い
完全麻痺は筋肉が全く収縮できない重度の筋力低下。 不全麻痺は軽度から中等度の筋力低下のことを言う。 徒手筋力テスト(MMT)では完全麻痺はMMT0、不全麻痺はMMT1〜4に該当する。 画像参考:nurseful.jp 当然のことながら、筋力低下とは1つ以上... -
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複視の見方
◯眼球運動の診察について 眼球運動の検査は患者の眼前50cmほどの距離に検者の人差し指を出して、かおを動かさないで見つめてもらう。検者は指を前後左右にゆっくりと動かして、患者の両目が指を終えているか観察する。また、二重に見えないか(複視... -
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尿量低下の原因と対応
尿量低下の原因と対応 ・尿量低下の基準 教科書的には正常尿量は1日1000〜1500mlであり、乏尿は400ml/day以下、無尿は100ml/day以下と定義される。 ICU管理下などではより細かく0.5ml/kg/時間以下の尿量を乏尿とされる。体重50kgの人では1時間25ml以下... -
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ESBL産生菌とは何か
ESBL (extended-spectrum β-lactamases)とは日本語で気質拡張型βラクタマーゼの略である。複数あるβラクタマーゼの総称である故にESBLsと複数形をつけることもある。 【ESBL誕生の流れ】 ペニシリンが使われすぎて細菌がペニシリン分解酵素(ペニシリナ... -
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セファゾリン、セフメタゾール、セフトリアキソンの違い
セフェム系は第一世代はグラム陽性菌に活性が有り、世代が進むごとにグラム陰性菌もカバーできるようになる代わりにグラム陽性菌へのカバーは悪くなる。 が、同じ世代のセフェムでも抗菌薬ごとに特徴はかなり異なるので注意。 画像参照)https://kusuri-... -
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発熱性好中球減少症の熱源は?
発熱性好中球減少症(FN)とは好中球500/μl以下の患者が発熱を起こす状態を言う。 FNの患者では症状が明らかではなく、発熱の原因が感染症とはっきりしない状態でも原則細菌感染を想定し、血液培養2セット、尿培養、喀痰培養、血液検査、尿検査、画像検査... -
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猫、犬、人咬傷への抗菌薬投与は必要?
猫、犬、人咬傷への対応 ◯まず感染の予防としてまず大量の水道水で洗う 動物咬傷に限らずどんな傷でも言えることではあるが大量の洗浄水でブラッシングしながら洗浄。もしくは生理食塩水に18G針を指して高圧洗浄(ただし200ml以上)。 洗浄をして... -
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グラム陰性桿菌の覚え方と臨床的な特徴
グラム陰性桿菌の覚え方のゴロ ☆陰性桿菌の覚え方(実用性はなし) 印鑑持って甘美な赤と緑のセーラー服百枚抱いて これらをくれとレジのプロチーフに言った猿 印鑑持って:陰性桿菌 甘美な:カンピロバクター 赤と:赤痢菌 緑の:緑膿菌 セーラー服... -
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オピオイドローテーションとは何か
オピオイドローテーションとは癌性疼痛の患者に対して用いているオピオイドの種類を他の種類のオピオイドに変更することである(オピオイドスイッチングとも)。 オピオイド製剤には色々あるが、特にモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルの3つが代表的。... -
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オピオイドの使い方memo
オピオイドの使い方memo ◎WHOのガイドラインに則って 原則1:経口投与(経口で行けるならパッチ製剤や静脈投与、坐薬は使わない) 原則2:定時投与(痛みを感じてから飲むのではなく、痛みを感じなくて済むように定期的に投与) 原則3:痛みに応じた...