脂肪肝における肝腎コントラストの増大とは

 

脂肪肝では肝細胞内に沈着した脂肪と細胞質内の水分との境界面で反射率が高くなるため、高エコーとして描出される(=bright liver)

そのため、腎臓と比較して肝臓は明るく見えるようになり、このことを俗に肝腎コントラストの増大と呼ぶ。また、反射率が高いために深部まで超音波が届きにくくなる(=深部エコーの減衰)

 

この肝腎コントラスト増大は基本的に脂肪肝と考えてよいが、他の疾患でもまれにこの所見を示すことが報告されている。

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