JG細胞と緻密斑の働きについて

【JG細胞】

JG細胞(別名:顆粒細胞、傍糸球体細胞)は輸入細動脈の血管壁に存在しており、循環血漿量の減少や腎動脈狭窄などによって輸入細動脈にある圧受容体が圧力の低下を感知すると、JG細胞がレニンを分泌して血圧を保とうとする。因みにとはJG細胞とはJuxtaGlomerular cellの略である。

 

【緻密斑】

一方、緻密斑(別名:マクラデンサ)とは遠位尿細管の一部を組織であり、尿細管腔のClイオン(またはNaイオン)の濃度をモニターしていて、クロールイオンの濃度が低下したらレニンの分泌を促進させる。つまり、JG細胞も緻密斑もレニンを分泌させるという点では共通しているが、それぞれレニン分泌のためのメカニズムは異なるということである。レニンの分泌はこの他にも腎臓を支配する交感神経によっても促進される仕組みがある。

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イラスト引用:http://www.geocities.jp/study_nasubi/e/e5.html

 

 

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