・最も使用経験のある薬のため強オピオイドの第一選択薬である。
・中程度の痛みでも少量のモルヒネから開始する場合がある。
◯モルヒネ速放剤として開始する場合
1,オプソ(液)1回5mg 4時間毎に内服(日中計4回)眠前は1回10mg
2、モルヒネ塩酸塩(錠)1回5〜10mg 4−6時間毎に内服(日中計4回)眠前は10mg
レスキュー:オプソ(液)1回5mg、またはモルヒネ塩酸塩10mgを1時間以上間隔を開けて
◯モルヒネ徐放剤で開始する場合
1,MSコンチン(錠)1回10mg1日2回12時間毎に内服
2,パシーフ(カプセル)1回30mg1日1回24時間ごと内服
3,アンペック(坐薬)1回10mg1日2−4回6−12時間ごと
レスキュー:オプソ(液)1回5mg内服…1時間以上間隔をあけて
◯モルヒネ持続皮下注の場合
モルヒネ塩酸塩(注) 12mg/day持続皮下注
レスキュー:PCA(自己調節鎮痛法)にて1時間量フラッシュ 30分以上間隔をあけて
*レスキュー薬は1日量の1/24(1時間量)〜1/5で投与。効果・副作用評価しながら20〜30%を目安に増減。
参考)緩和ケアレジデントマニュアル
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