診断基準・スコア– category –
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過活動膀胱の診断基準
過活動膀胱の診断基準 ・過活動膀胱(OAB)は尿意切迫感、頻尿、夜間頻尿および切迫性尿失禁を伴いうる状態である。 ・尿が膀胱に貯留して膀胱壁が伸展すると、それが尿意となって大脳に伝わるが、その大脳への神経伝達が機能的に亢進すると尿意切迫感の出... -
ALS診断基準:awaji基準
ALS:amyotrophic lateral sclerosis(筋萎縮性側索硬化症) memo 【ALS概要】 ・ALSとは脊髄前角細胞の著明な脱落と錐体路変性を特徴とする疾患 ・典型的な臨床症状:一側上肢の筋萎縮性で始まり、対側の上肢、両下肢への筋萎縮が進み、その間に球麻痺症... -
ARDSの診断基準
ARDSは肺炎などの感染症や重症外傷などによって高サイトカイン血症が生じることで血管透過性亢進によって引き起こされる肺水腫、高度の低酸素血症である。急激に進行する呼吸困難、胸部レントゲンで両側肺野全体のびまん性浸潤を呈することが多いとされる... -
左脚ブロック患者で心筋虚血はわかるのか?
◯右脚ブロックと左脚ブロック心電図について復習 右脚ブロックと左脚ブロックを見分けるには臨床的にはV1とV6に注目する。 ・V1(もしくはV2)にうさぎの耳のような三相波があれば右脚ブロック ・V5(もしくはV6)にウサギの耳のような三相波があれば左脚... -
繰り返す扁桃炎の扁桃摘出の基準
溶連菌感染症は様々な要因により患者によっては何度も繰り返してしまう。 単回であれば抗菌薬処方による保存的治療であるが、頻繁に繰り返すと扁桃摘出という外科的な治療も選択肢として入る。手術の基準として扁桃炎インデックスなるものがある。 扁桃... -
SIADHの診断基準とその意義
●SIADHとは SIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)とは名前の通り抗利尿ホルモンであるバソプレシンが血漿浸透圧に対して不適切に分泌されることにより水分過剰貯留となってしまう症候群である。希釈性低ナトリウム血症を呈する。 原因は非常に多く覚え... -
敗血症における乳酸測定の意義
●ショック状態の時、乳酸の上昇が起こる。 末梢循環が保たれなくなると、末梢組織・細胞レベルで低酸素状態になる。酸素がなくなると好気呼吸であるクエン酸回路、電子伝達回路が回らなくなる。すると嫌気的呼吸の解糖系のみでエネルギー産生することにな... -
喘息に診断基準はないという話
気管支喘息には所謂診断基準は存在せず、問診、既往歴、呼吸機能検査、抗原検査から総合的に判断しなければならない。故に喘息の診断は難しい。 診断基準はないが、診断の目安はガイドラインに記載されている。(GINA criteria) 1,発作性の呼吸困難、... -
スティーブンス・ジョンソン症候群の診断基準
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)の診断基準 以下、主要項目の3項目全てを満たす場合をSJSと診断する。 ・主要所見(必須) ① 皮膚粘膜移行部の重篤な粘膜病変(出血性あるいは充血性)がみられる ② びらんもしくは水疱は体表面積の 10%未満で... -
群発頭痛の診断基準
【群発頭痛の診断基準】 (日本頭痛学会、国際頭痛分類普及委員会より) A. 以下B ~ D をみたす発作が5回以上ある B. 未治療で一側性の重度~極めて重度の頭痛が,眼窩部,眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に, 15 ~ 180 分間持続する C. ...