整形外科– category –
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腰椎椎間板ヘルニアへのアプローチ
腰椎椎間板ヘルニアのメモ (記事の再構築予定…) ◯腰椎椎間板ヘルニアの概要 好発年齢は20〜40代と若年に多い。ヘルニアの中で腰椎ヘルニアが最も多い。 後側方へのヘルニア脱出が多いので健側と患側が出来る(稀に中央でヘルニア)。 好発部位はL4... -
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頸椎レントゲンの見方
頸部外傷などにより頸椎損傷が疑われる場合、頸椎レントゲンを取る。 基本的に3方向(側面、正面、開口位)で撮影、不十分な場合は頸椎CTを追加する。 頚椎骨折で最も多い部位は第二頸椎(約25%)、そして第6頸椎、第7頸椎が続く。 頸椎レントゲン読... -
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頚椎カラーの解除基準
頸部より上の外傷の場合、頸椎損傷、脊髄損傷を念頭に置きながら対応する。救急搬送の場合は頚椎カラーで固定された状態で搬送されてくることが多い。頸椎、脊髄の保護は仰臥位で正中中間位として他動的な負荷をかけないようにするのが基本。また、体位変... -
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「発熱がないから化膿性関節炎は否定的」とも言えない
「関節が発赤して痛がっているが、熱もなく化膿性関節炎は否定的」と思ってしまうこともあるが実際には発熱のない化膿性関節炎もそれなりに有るようだ。 とある報告によれば 発熱の感度は57% 関節腫脹の感度は78% 関節痛の感度は85% とのこと。... -
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脊椎の神経支配の覚え方
脊椎損傷レベルの覚え方、語呂合わせ 【脊椎と運動神経】 C3(第三頸椎)=横隔膜 →C3、漢字で三と書くので横隔膜を隔てる膜をイメージする C5(第五頸椎)=上腕二頭筋(肘を曲げる筋肉) →手のひらで顔を叩き、その痛みで覚える。手のひら=5本の指 C... -
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骨盤骨折疑いへのアプローチ
骨盤骨折疑いへのアプローチ@救急外来 骨盤の解剖 画像引用http://www.takatsu-chiro.com/yougoshu/name-pelvis.htm 【骨盤骨折の種類】 骨盤骨折には骨盤輪の破綻する骨盤輪骨折と股関節を形成する寛骨臼骨折とにわけられる。骨盤は周囲に血管が豊富... -
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膝外傷でいつレントゲンが必要になるか(オタワ膝ルール)
膝外傷でいつレントゲンの適応になるか(オタワ膝ルール) 膝外傷患者においては骨折よりも靭帯の損傷や半月板損傷が多く、骨折を見つけるためにレントゲンをとっても意味のないことが多い。オタワでは医療費の観点から無駄なレントゲン撮影をやめようと... -
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脊椎圧迫骨折への対応
高齢者の腰痛、脊椎圧迫骨折疑いへの対応@救急外来 【圧迫骨折のイメージ】 【問診】 受傷機転:外傷歴がないか問診。50歳以上では外傷歴がなくても圧迫骨折は起こる いつから痛むか:腰背部痛出現のタイミング。いつ発症したか明確にする 増悪・... -
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足首の捻挫でいつ骨折を疑うか(オタワ足関節ルール)
【”足首の捻挫”でいつレントゲンを取るか】 足首をひねった患者が来て、痛みが強い場合とりあえずルーチンでレントゲンを取られてしまうことが多いが、オタワでは無駄なレントゲン撮影を防ぐためにどういう時に骨折を疑うのか、レントゲンの必要がないかな... -
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橈骨神経麻痺への対応
橈骨神経麻痺(土曜の夜麻痺)への対応 【撓骨神経麻痺とは】 深く飲酒をしたり睡眠薬を飲んで片腕を下にして眠りにつくと橈骨神経が長時間圧迫されて撓骨神経麻痺となる。本来であれば寝返りにより圧迫が解除されるが深い眠りの場合それが出来ずに神経...