整形外科– category –
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腫骨骨折によるBohler角の減少とは何か
踵骨骨折とは高所からの転落などによって踵骨に外力が集中した時に生じる骨折である。踵骨は海綿骨なので潰れやすく、また腰椎圧迫骨折を伴うことが多い。 症状としては踵部の腫脹と皮下出血そして圧痛が認められる。また受傷直後から踵部への荷重が不能と... -
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大腿骨頭壊死の帯状硬化像とは何か
大腿骨頭壊死とは無菌性・阻血性に大腿骨頭の壊死症である。原因としてアルコール、ステロイド、外傷、膠原病などが知られている。 好発部位は荷重部である大腿骨頭前上部。 X線上の特徴として壊死層の透過陰影とその周囲の帯状硬化がある。 病変部の... -
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脊髄症状と神経根症状の違い
脊髄症状と神経根症状の違い 頸椎椎間板ヘルニアでは神経根や脊髄が押され、神経根症状や脊髄圧迫症状を呈する。 ヘルニアが後側方に発生した場合、神経根を圧迫して肩〜上肢の疼痛や放散痛、前腕や手指のしびれと知覚傷害などを引き起こす神経根症状を... -
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クラッシュ症候群(挫滅症候群)とは
クラッシュ症候群(挫滅症候群)とは 地震のあとなどに倒壊した建物の下敷きになって腹部、骨盤、四肢んどが長時間圧迫された後に、その圧迫が解除された時に生じるショック状態のことをいう。 圧迫部より末梢に生じる循環障害によって、筋肉が広範囲... -
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閉鎖骨折と開放骨折の違い
閉鎖骨折とは… 皮膚に大きな損傷を認めず、骨が外界と交通していない骨折、つまり骨がむき出しになっていない骨折のこと。別名:単純骨折または皮下骨折 開放骨折とは… 皮膚創傷と骨折部が交通しているもの。骨がむき出しになっているものや、傷口にゾン... -
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直達牽引と介達牽引の違い
下肢の骨折などでは筋肉の短縮しようとする力が強いため、多くの場合で骨折部は短縮転位していて徒手で力いっぱい引っ張っても整復できない。そこで牽引という方法を用いる。徒手整復が一気に力を加えて転位を直すのに対して、牽引は持続的に引っ張ること... -
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SLRテストとその方法
SLRとは日本語で言うならば下肢伸展挙上テストのこと。 膝関節伸展位のまま10~15cm程度挙上し、5~6秒間その位置を保持した後で下ろすという動作を繰り返す。この動作で坐骨神経根(L4〜S3)の圧迫があれば、坐骨神経痛が出現する。特にL4/L5やL5/S1のヘ...