EBV以外の病原体によって伝染性単核球症と似たような症状を呈する事があり、単核球症類縁疾患(単核球症様疾患)と言われている。
単核球症類縁疾患のご紹介
伝染性単核球症に比べると咽頭痛などの局所症状に乏しく、不明熱のような経過をたどることがある。
単核球症類縁疾患の5-7%程度はCMV単核症と言われている。
2歳未満の子供との接触歴が大事。
検査:CMV-IgM抗体、CMV-IgG抗体を調べる
若年者の咽頭炎症状では他の咽頭炎とHSV1による咽頭炎症状の区別は難しいことがある(鑑別に上げることが重要)
単純ヘルペスウィルスは口から口を介して伝播する。
HSV-1感染症は初感染では歯肉口内炎・咽頭炎、再発例では口唇ヘルペスを起こすことがある。
HSV-2は性器ヘルペスを起こすことが有名だが、HSV-1でも口と正規との接触を通じて性器ヘルペスを起こすことがある。
多くは病歴と身体所見で診断できるが、非典型例などや免疫不全がある場合などは確定診断を行う。(保険適応の検査は水疱底や潰瘍の特異抗原検査である。
口唇ヘルペスを疑う病歴としては①ヘルペス感染者が周囲にいなかったか?②ヘルペス感染症のリスクはあるか?③ヘルペスの再活性化が起こる危険因子はないか?(ストレスや紫外線など)④ヘルペスの感染歴はないか?
外来治療はバルトレックス1g1日2回を7日間。発症3日以内に治療開始が望ましい。健常人なら対症療法のみも可。
再発時はまた別の処方。
記載中。また追記します。
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