低アルブミン血症ではアニオンギャップを補正する必要がある。
アニオンギャップ=
測定できない陰イオンー測定できない陽イオン≒
Na-(Cl-+HCO3-)
dであるがこの「測定されない陰イオン」にはアルブミンも含まれる(アルブミンは血液中で陰イオンとして存在している)。
例えば乳酸が多くてアニオンギャップが本来上昇するべき所、アルブミン低値によりAGが下がって結局基準値内に収まってしまい乳酸アシドーシスが見逃されてしまう可能性がある。よって低アルブミンの患者では補正を行う。
アルブミンの基準値を4g/dlとして値が1g/dl下がるごとにアニオンギャップは2.5mEq/L下がる。
AGの補正式は以下の通り
補正AG=AG+2.5✕(4−血中アルブミン濃度)
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