瞳孔動揺の原因と意義

瞳孔動揺とは何か

 

瞳孔が縮瞳と散瞳を繰り返すこと瞳孔動揺(hippus)という。対光反射など光を当てる時に目立つが、光を当てない状況でも瞳孔動揺は出現する。

種々の疾患などで起こることがあるが、正常の生理的状態でも見られることのある所見であり病的意義は低いとされている。知られる原因としては、外傷、精神的ストレス、トリカブト中毒、肝硬変、腎不全などが報告されている。

 

“Increased hospital mortality in patients with bedside hippus”.

(Am J Med. 121 (3): 239–45.)

この後ろ向き研究によれば117人の入院患者で瞳孔動揺があった患者はない患者に比べると30日死亡率が有意に高かったとのこと(odds ratio=4.1, p<0.001)

 

 

↓健常人の瞳孔動揺の動画がyoutubeにあったのでご紹介

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