目標心拍数とダブルプロダクトの違い

運動負荷心電図施行の際

①ダブルプロダクト(DP=二重積)=心拍数×血圧が25000以上

あるいは

②目標心拍数(年齢別予想最大心拍数の85%以上、すなわち(220-年齢)*0.85)

のどちらかを達成が終了の基準となる。

 

ダブルプロダクトは心筋の酸素消費量と強い相関があり、漸増する運動に対して指数関数的に増加するため、運動中における心臓の負担度を推測する指標(=心血管事故を予測できるリスク因子)として用いられている。

目標心拍数はその数値を超える心拍数で負荷試験を終了し、優位な心電図変化が得られなかった場合に虚血陰性と言える(あくまで検査上の判定)。目標心拍数は最大心拍数の85%の施設が多いが、90%を目標心拍数としている施設もある。β遮断薬やCa拮抗薬などの内服があると目標心拍数達成しにくいこともある。

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