呼吸器– category –
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CPAPとBIPAPの違い
CPAPとBIPAPはNPPVのうちの1つ。 NPPVとは非侵襲的陽圧換気のことで気管チューブを用いずに顔にマスクを当てることによって換気を行わせる方法。 ■CPAPとは Continuous Positive Airway Pressure(持続的気道陽圧)の事。 CPAPは人工呼吸器の1つ... -
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NPPVの適応と禁忌
NPPVの適応と禁忌 NPPVをする前提 ・患者の意識が清明で協力的 ・循環動態が安定している ・高度な顔面外傷なし ・イレウスなどの消化器疾患なし ・気管挿管の必要なし(気道確保出来ていて、喀痰の排出が出来ている) 【NPPVの適応疾患】(NPPVガイド... -
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NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い
NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い Sモード:spontaneousモード(患者の呼吸を補助するモード) 患者の自発呼吸に合わせて圧をかけて呼吸を補助する(プレッシャーサポート) 患者が息を吸ってる時はIPAPの圧力、吐いてる時はEPAPの圧力がかかる... -
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IPAPとEPAPの違い
IPAPとEPAPの違い まずNPPV(非侵襲的陽圧換気)について NPPVは気管チューブという侵襲的な方法の代わりに顔にマスクを密着させて陽圧換気を行い、呼吸を補助する方法。食事、会話の機能は保持され侵襲性は低い。 一方で気管チューブ挿入は声帯の損傷や... -
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動脈血ガスでpH7.4前後の時の解釈
血液ガスpH7.4前後の時の解釈 血液pH7.35以下であればアシデミア、7.45以上であればアルカレミア。 その間であれば正常値。 動脈血ガスで正常値であれば何も起きていない至って正常な状態であるか、もしくはアシドーシスやアルカローシスがあるが代償... -
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内呼吸と外呼吸の違い
内呼吸と外呼吸の違い 呼吸とは一般的には酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことを指すが、医学的には外呼吸と内呼吸に分類されている。 外呼吸とは肺で行うガス交換のことを指し、肺胞内の酸素を血液中に渡し、血液中のCO2を肺胞側にもらうこと。一方で... -
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肺炎治療の効果判定でレントゲンは有用か?
肺炎治療の効果判定に胸部レントゲン撮影は有用なのだろうか。 肺炎に対して抗菌薬治療を行っている場合、その効果判定は2,3日後に行われる。重要なパラメータは体温、酸素化(SpO2)、分泌物の状態である。 胸部レントゲンは効果判定に有用そうで意... -
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気管支洗浄と気管支肺胞洗浄の違い
気管支洗浄と気管支肺胞洗浄(BAL)の違い 気管支洗浄は気管支鏡を用いて気管支内に少量の生理食塩水を注入し、陰圧をかけて吸引する。それにより気管支内の病原体の検出や細胞診を行う。 気管支肺胞洗浄(BAL)気管支鏡を用いて大量の生理食塩水を気... -
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肺炎治療でセフトリアキソン使えない状況
ロセフィン®(セフトリアキソン)は第三世代セフェム。 グラム陽性球菌とグラム陰性桿菌両方カバーしている。 更に第一世代や第二世代セフェムが苦手であったBLNAR(インフルエンザ菌)に対しても有効であり大変有能であり頻用される抗菌薬である が、 緑... -
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緑膿菌感染をいつ疑うか(メモ)
緑膿菌感染のリスク因子 ・15日以上入院している ・第三世代セフェム系抗菌薬の使用歴(菌交代で緑膿菌が残る) ・COPDなどの慢性気道疾患の既往あり (レジデントのための優しい呼吸器教室参照)