神経内科– category –
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低髄液圧症候群で起立性頭痛が起こる理由
低髄液圧症候群で起立性頭痛が起こる理由 低髄液圧症候群は起立性の頭痛の増悪と臥位による頭痛の改善という特徴的な臨床症状を示す症候群である。低髄液圧となる原因としては腰椎穿刺後、外傷による髄液濾出、その他原因不明の特発性などがある。 脳... -
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慢性虚血性変化とはなにか(+画像)
慢性虚血性変化とはなにか 頭部MRIでT2強調像やFLAIR画像で脳室周囲白質や深部皮質下白質に高信号病変を呈するものを大脳白質病変という(T1では軽度低信号)。原因は脳症血管病が基盤となっており慢性的な循環不全が持続することにより、脳卒中発症お... -
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拡散強調像高信号(ADC低信号)の鑑別
拡散強調像高信号(ADC低信号)の鑑別 拡散強調で高信号(ADCで低信号)となるのは水分子の拡散制限がある状態。 脳梗塞超急性期などが代表的な例であるが、病態としては大きく分けて3通りある。 1,細胞性浮腫 2,粘稠度増加 3,細胞密度増加 1... -
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SPECTとPETの違い
・SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)とは 放射性同位体を投与して、そこからでるガンマ線を検出して電気信号に変換することで体内での薬剤分布を画像化することが出来る。投与する放射性同位体はTcやIなど非生理的物質であり、もともと... -
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脳梗塞時に共同偏視があれば脳主幹動脈病変を示唆する
脳梗塞時に共同偏視があれば脳主幹動脈病変を示唆する ◯共同偏視の存在が意味するもの 共同偏視があるということは、「偏視している側の大脳」もしくは「偏視している側の逆の脳幹」に障害が起きているということを意味する。大脳の障害の原因としては被... -
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MMSEと長谷川式、FABの違い
◯MMSE: MMSEは国際的にも広く使われる認知症のスクリーニングテスト。本格的な知能検査であるウェクスラー知能検査(WAIS)との相関も高い。 ・項目としては…時間の見当識、場所の見当識、即時記憶、注意と計算、再生(近時記憶)、言語(呼称、復唱、... -
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レビー小体型認知症診断基準memo
レビー小体型認知症(DLB:demetia with lewy bodies) memo ・パーキンソン病と同じスペクトラム。パーキンソン病で見られるLevy小体が大脳皮質にも多数出現。PDと同じように黒質、青斑核、迷走神経背側核の神経細胞脱落が見られる。DLBと認知症を伴な... -
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パーキンソン病の症状メモ書き
パーキンソン病の症状メモ書き 初発症状 ・50%の患者は振戦が初発症状。上肢で始まることが多い ・右手で始まった場合は字が小さくなったかどうか聞くと良い ・70〜80%の患者はPD経過中に振戦があるが、ずっと見られない人もいる。 ・初診時には便秘... -
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パーキンソン病の治療メモ書き
パーキンソン病の治療メモ書き ・Lドパで始めるかアゴニストで始めるか 治療開始後何年かするとwearing offの症状が出てくる。 最初からLドパを使用するのではなく、ドパミンアゴニストを使用してから必要に応じてLドパを使った群の方がwearing offの出... -
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神経伝導速度検査memo
神経伝導速度検査についてメモ ◯運動神経伝導速度(MCV)検査 ・何のために行われるか:末梢神経機能の検査で、ニューロパチーの有無やその病態、治療効果の判定するために用いられる。固有の疾患を診断するためではなく、病態を把握するため。 【求める...