tree in bud appearanceとは胸部CTにおいて肺結核で見られる所見。
Tree-in-bud sign (lung) | Radiology Reference Article | Radiopaedia.org
【tree in budのイラスト】
小葉中心製の粒状影とそれとつながる細気管支において陰影が出現している。
http://www.geocities.ws/radexpert01/multinodCT.html
結核では気管支内に吸引された結核菌が細気管支から肺胞道の肺末梢領域に着床して、そこで乾酪性肉芽腫性病変を形成する。よってCTでは比較的境界明瞭な結節影とその周囲に分岐状の細気管支の陰影を認め、これらが多数集まると芽吹いた木のように見えるのでtree in bud appearance と表現され、活動性結核を示唆する。
びまん性汎細気管支炎(DPB)も類似した所見をとるが、結核の場合は近くに主病変があり、そこの結節が壊死を起こして結核菌が周囲の気管支に散布されて局所的に広がるのに対して、DPBの場合は肺全体に散布し、主病変を欠くという違いがある。
また、主病変周辺の散布巣の存在は肺がんとの鑑別にも有用。
【tree in budの一例】
小葉中心性の結節と分岐線状影がうつっている。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/gazou_qa/9784758115773_1a.html
【tree in budのもう一例】
AFMR – ‘TREE-IN-BUD’ APPEARANCE ON CT SCAN OF CHEST
【tree in budのさらなる一例】
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