tsuneeet– Author –
-
栄養学
NPC/Nでカロリーバランスを計算する
NPC比率とは NPC/N比率とは非タンパクカロリー(non protein calorie)/窒素比のことで、これらは投与されたアミノ酸以外の栄養素(糖質+脂肪)から計算されるエネルギー量を投与アミノ酸に含まれる窒素量で割った比率である。 分子はkcal,分母はgと単位が... -
眼科
眼脂(目やに)への対応
眼脂が出てます!と言われたら 大雑把な初期対応 ・診断が難しければとりあえず抗菌薬点眼で様子見る。 ・数日経過しても改善しないようであれば眼科受診をさせる。 ・細菌性結膜炎では数日で軽快するが、点眼薬を使わなくても半数以上が自然軽快する。 ・... -
皮膚科
単純疱疹を疑ったら
分類 単純疱疹は部位から ・口唇ヘルペス(主にHSV-1) ・性器ヘルペス(主にHSV-2) に分類される。 その他、四肢や指などでも中心臍窩を伴う辺縁がシャープで単調な水疱の場合はヘルペスを疑う。 症状・病歴 ・症状としては局所の水疱、疼痛、発熱、倦怠感... -
ER
バリウム検査後の腹痛に関して
・バリウム虫垂炎 バリウム虫垂炎は、消化管造影検査後に虫垂にバリウムが残存することで発症する疾患であり、消化管穿孔するリスクも有る。頻度としては決して高くないが、検診でのバリウム検査は非常に多いため、遭遇する可能性は決して稀ではない。 ち... -
皮膚科
帯状疱疹後神経痛に対する薬剤治療メモ
・帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹が重症であればあるほど発症リスクが高い。(皮疹が軽度であっても出現することはある) ・多くの場合症状は半年程度で自然に消失する事が多い。QOLに影響を与えない程度であれば経過観察も可能。 ・治療のスタンダードはプレ... -
栄養学
アルブミンは栄養の指標として用いてよいのか?
・アルブミンは栄養の指標として用いられるのが一般的な時代もあった。 ・しかし、現在欧米の学会ではアルブミンは入院患者においては炎症による変化が大きいため、疾患の重症度や予後の指標としては良い指標になるが、現在の栄養状態を表す指標としては適... -
未分類
消化管穿孔に関するメモ書き
穿孔の考え方: ・腸管内エアーのように見えてもよく目を凝らしてみると連続する構造は存在せず、腸管外とわかることもある。 ・わかりにくい場合は放射線技師に相談し1mm厚程度のthin sliceを作成してもらう。冠状断や矢状断も作成してもらい、多方面から... -
未分類
アミノレバンENとリーバクトの使い分け
肝不全用経腸栄養剤とBCAA顆粒の対象は原則的に異なるため、使い分けが必要である。 ・肝不全用経腸栄養剤(アミノレバン)は肝性脳症の覚醒後や既往を有し,蛋白不耐症を伴う慢性肝不全例に投与します。アミノレバンは1包200kcalです。(アミノレバン3... -
消化器
アミノレバンの点滴から内服への切り替えについて
NH3上昇などで肝性脳症による意識障害を疑った場合はアミノレバン点滴を行う。 概ね覚醒後も1週間程度継続させる。意識状態改善し、食事接種可能となれば低タンパク食を徐々に開始する。 点滴終了後は食事はタンパク制限食に加えてアミノレバンENなど処方... -
未分類
肝硬変患者の食事オーダー
肝硬変患者にどんな食事のオーダーをするか 肝硬変に対する食事療法のコンセンサスとして,ヨーロッパ静脈経腸栄養学会(ESPEN)のガイドラインがよく知られています。このガイドラインで推奨される摂取エネルギー量は35-40kcal/kg(標準体重)/日,蛋...