tsuneeet– Author –
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未分類
呼吸機能検査覚書
呼吸機能検査スパイロメトリーで注目するべき指標 %VC(%肺活量) 肺活量=最大限に生きを吸い込んだ状態(最大吸気位)-ゆっくり息を吐き出してすべて吐いた状態(最大呼気位) %肺活量は標準値の何%に該当するのかという意味。 %VC<80%以下で... -
免疫・膠原病
B型肝炎ワクチンについて
✅ワクチンの種類 ビームゲン、ヘプタバックスの2種類がある。 ビームゲンはgenotype Cに、ヘプタバックスはgenotypeAをもとに作らている。 互換性に特に問題はなく、どちらで打ち始めても良い。 ✅ワクチンは何回受ける? 4週間間隔で2回、2回めから4−... -
血液
リンパ節腫大の対応
リンパ節腫大の考え方 ・正常なリンパ節の大きさは通常直径1cm以下 ・1cm以下のリンパ節腫大は悪性のことは少なく、3cmを超えると悪性の可能性が高くなる。 ・短期間で急速に増大し、発熱や盗汗などの全身症状を伴い、血液検査でLDHの上昇があれば悪性... -
肺炎
誤嚥性肺炎は一旦絶食にするべきなのか?
誤嚥性肺炎患者が入院すると、一旦されがちな「絶食」指示。 誤嚥を更に起こして重症化を懸念して絶食指示がなされるが、絶食することでむしろ状況が悪化することがある。 絶食になると嚥下回数が低下するので、元々低下している嚥下機能低下に拍車がかか... -
皮膚科
時間が経ってからの帯状疱疹に抗ウィルス薬は投与するべきか?
・帯状疱疹の診断がつけば、早急に抗ウィルス薬を投与することが望ましい。 ・原則として、皮疹出現後72時間以内に投与を始め、7日間使用する。 ・皮疹出現5日以降であっても、新規の皮疹出現が続いている場合、合併症を疑う場合、免疫抑制患者の場合... -
頭痛
静脈洞血栓症メモ
・静脈洞血栓症について 静脈洞が血栓で閉塞することにより、血液が頭蓋外に出て行きにくくなり、頭蓋内圧亢進、静脈性脳梗塞、脳出血、けいれんなどを起こす。 脳卒中の0.5〜1%程度と稀ではあるが若年者で起こり、頭痛は90%に生じる。 5%以上に頭痛を伴... -
未分類
尿バルーンの適応
適応: ・尿閉(尿閉が続くと腎後性腎不全となる) ・心不全など尿量の把握が必要な場合 ・周術期など絶対安静が必要な場合 ・終末期など特殊な状況 尿バルーン留置のデメリット ・せん妄のリスク ・長期留置で自己排尿困難となり抜去後に尿閉となるリスク... -
皮膚科
アズノールと亜鉛華軟膏の使い分け
アズノールとは 西洋ハーブであるカモミールを水蒸気蒸留することで得られるアズレンが主成分。 痒みや痛みを抑えられるので、火傷の傷や湿疹、その他皮膚科疾患によって起こるびらんや潰瘍などにも用いられる。 効果としては穏やかだが、痛みやかゆみを抑... -
神経内科
無菌性髄膜炎への対応TIPS
いつ髄膜炎を疑うか(ルンバールを行うか) ・数日感に渡って高熱+頭痛が続くとき ・髄膜刺激兆候があるとき ・先行感染があるとき(性器ヘルペス、帯状疱疹、ムンプスウィルス感染などなど) ・CRPは陰性(完全に正常値)で有ることも少なくない(髄膜内... -
未分類
麻疹ワクチンTIPS
通常、麻疹ワクチンはいつ打つのか?大人でも打てるのか? 定期接種では通常1歳、6歳時の2回接種。1歳時の一回ワクチン接種のみでは母体からの移行抗体によって免疫が十分につかなくなってしまうことがある。よって2回目の接種が必要。 定期接種以外...